2017年2月27日月曜日

NHKガッテン「糖尿病治療」を問題視

NHKガッテン、番組の中で紹介された糖尿病治療が
問題になっている。

NHKガッテン「睡眠薬で糖尿病治療できる」 
医師「番組見たが、ちょっとひどい」
 http://www.j-cast.com/2017/02/24291584.html

~~~~~~~~これより転載~~~~~~~~~

番組の冒頭では、熟睡中に脳から出る「デルタ波」という脳波に、
血糖値を下げる効果がある、と紹介。

このデルタ波の「パワー」を強め、糖尿病を治療する効果がある
として紹介されたのが「睡眠薬」だった。 

「デルタパワーで血糖値を下げる新薬」

 こんなテロップと共に紹介されたのが、「2014年に登場した
オレキシン受容体拮抗薬」だ。
薬の包装の映像をみると、「ベルソムラ」と書いている。
これは、製薬会社のMSD(東京・千代田区)が2014年に発売した睡眠薬。

番組では、糖尿病患者がこの薬を服用することで睡眠の質が向上し、
「睡眠薬で糖尿病が治療できる」(テロップ表記)などと説明していた。
番組に出演した医師は、この薬について「新しいので安全性が高い」と評価。

続けて、

「非常に副作用の心配が少なくなっていますので、糖尿病患者でもわりと
気軽に飲める。
睡眠障害の患者は糖尿病の発症率が2倍になるので、こういう薬剤を使う
ことで糖尿病の予防にもなる」
と話していた。
なお、こうした医師の発言中には「副作用の心配は少なくなっていますが、
医師の指示に従って服用してください」とのテロップが出ていた。

こうした「ガッテン!」の放送内容に、医療関係者の中には戸惑いや
怒りの声を上げる人も相次いだ。

「ガッテン!」が指摘する「睡眠薬が糖尿病の治療に効果的」というのは、
論理に飛躍があるといった反応が出ている。

医療関係の投稿が多い、あるツイッターユーザーも「がっつりベルソムラの宣伝です。
監修医はMSDとCOI(編注・利益相反)関係にあるんでしょうか?」と厳しく指摘していた。

 J-CASTニュースは24日、NHK広報局に対し、

(1)睡眠薬で糖尿病が治療できるという放送内容に根拠はあるのか
(2)出演者以外の医師の監修はあったのか
(3)ステマ疑惑の声が出ていることについてどう考えているのか――などを取材したが、

「さまざまなご指摘を受けて、番組の内容を再確認しています」

との回答だった。

~~~~~~~~~転載ここまで~~~~~~~~~~~~~~~

テレビの影響は本当に大きい。

この番組をみた糖尿病の患者さんは、次の診察では医者に
この睡眠薬を処方してと訴えただろう。

テレビを見ている人たちは、テレビはなんでも真実を伝えている、
要するにに最先端の治療の情報を伝えていると思ってしまう。

あくまでも一面の効果だけの情報を伝え、その反対の効果や
副作用などは考えず、全てに有効であるかのように誘導して
いるように見えてしまうことが多々ある。

確かにそうした番組制作の作り方はわかりやすいし、見ていて
面白いかもしれないが。

視聴率の数字を取るにはしかたのないことかもしれませんね。

食べ物しかり、運動しかり、クスリしかり。

そもそも効果効能が強いものは副作用も強いと肝に銘じるべし。

運動も体操もコツコツを生涯を通じて継続していかなくては効果ありません。

安易に一つの食べ物やクスリに頼るのはやめましょう。

皆さまのご健康をお祈りいたします

 

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